酔ったときの自分が信じられない。

あの、飲酒運転について、その禁を破った者に対する
世間の批判、非難、怨嗟の声が日本中に響き渡っていますね。

当然、飲酒運転なんてとんでもない話だし、
「絶対飲んだら乗らない、乗るなら飲まない」は厳守されるべきですが、

。。。でもね、酔っ払った人間て、まったく理性を失います。
まして泥酔なんぞしていたら、ふだん、飲酒運転なんて
とんでもないと考えている人間でさえ、
ふと乗ってしまうことは十二分、考えられませんか。

いやあ、これ、飲まない人には何を言うか、という論理でしょうね。
でも、私を含め、飲み助の皆さんは
わかる話ですよね。

私は車には乗らないし、第一、車を持っていないのですが、
酔っ払ったときの私自身についてはまったく信用していないのです。

いつもね、今日は飲む店は2件まで、絶対それ以上ははしごしない。
お金もここまでと決めているのです。

固く心に決めているのです。

あぁ、それなのに、それなのに。
気がついたら、自宅の布団の中。
昨日、どうしたっけ。
何軒目まで覚えているが、それ以降がすっぽり
抜け落ちている。
先日はもありました。けっこう入っていた財布の中身は
すつからかん。おまけに携帯までなくしている。

翌日、行ったであろうと思われる店を回って
携帯を忘れていないか、たずねて回ったのですが、ない。
しかも最後と思しきバーで「携帯を忘れてませんでしたか」と
たずねるとマスターはまたかという顔。

え。。。。

「あなた、私の店を出たあと、また戻ってきて
携帯置いてないかと、たずねてきましたよ」

。。。ぜんぜん覚えていない。

以来、私は飲みに行くとき、
必要最低限のお金以外、すべての持ち物を家において
出かけるようにしています。

酔ったときの自分がまったく制御できない。
そう思ったとき、酔払い運転、最近は取り締まる側の
警官がやってしまったらしいが、
思うにその警官は、酔ったときに別人になるのだろう。

いやはや、飲まない人には信じられない話でしょうし、
お怒りのことかもしれないが、
酔っ払ったときの自分を完全制御なんできないってこと。

そこまでにいたらないよう、前もって防御線を張っておく。
それしか今の私にはできないのです。